豆まきとひな祭り

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今日2月2日は節分。

暦の上では明日が立春。

季節の変わり目に訪れるという邪気を払い、無病息災を願う行事とされている。

鬼払いの行事として、豆まきをしたり、今は節分料理として恵方巻を食べたりする家庭も多いだろう。

 

 

大夕張では、豆は「ラッカセイ(落下生)」をまいた。これは北海道では一般的だ。

子どもの頃、少年雑誌や、絵本に豆まきの場面に出てくるのは、いつも丸い「大豆」だった。

 

これも今ほど情報が行き渡っていない当時、雑誌などから得た知識と目の前の現実が違うのは、なぜなのだろうと疑問をもったことの一つだった。

 

大夕張の節分といえば、大夕張幼稚園の行事「豆まき」を思いだす。

玄関を入ってすぐの広い講堂?通りに面した体育館的なスペースの場所でそれは行なわれた。「

 

大人たちが「鬼」に扮し、園児たちが「落下生」をぶつけて鬼を追い払い、無事「邪気退散」となるのだが・・・。

 

 

最初は楽しく「落下生」を鬼にぶつけていたのだが、大勢の園児に豆を一方的に当てられていた鬼も、そのうち怯まず迫ってきた。

 

鬼に追われる周りの園児たちも「ぎゃぎゃー」悲鳴を上げながら逃げ始め、自分は涙目で声も上げられず、泣きそうになりながら必死に鬼から逃げ回った。

  

 

どう決着が付いたのは覚えていない。

鬼は退散していったのは間違いないのだろうけれど、鬼から逃げる恐怖心だけが心に染みついた。

 

苦く強烈な、楽しい?思い出になった。

白黒写真に着色した画像

 

昭和36年(1961年)頃 大夕張幼稚園『誕生会』

 

 

  

 

さて、節分が終わると学校や幼稚園では3月3日の「ひな祭り」に向けて、ひな人形が設置されていた。

雛人形が設置されている上の集合写真はずっとひな祭りの写真だと思っていた。

 

今回、取り出して写真の裏をみてみると、大夕張幼稚園のスタンプで、『誕生会』という文字と共に、三月三日と手書きで添えられていた。

 

上の写真にうつっている園児は全員3月生まれなのだろう。

 

誕生会と3月3日のひな祭りの行事が併せて行なわれたのかも知れない。

 

 

 

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