磯次郎の沢
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2021-03-19
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昭和35年頃、春日町の対岸、磯次郎の沢。
【泊川俊徳】(2006/05/15(Mon) 13:35)
代々木町に住んで居た頃、夏になると 随分 遊びに行きました。
小学校では 危ないので この沢では遊ばないようにと言う事のようでしたが
それでも 夏は結構遊びに入りましたね。小学校 4年生か5年生頃でしたか 沢の入り口付近で釣りをしていた 中学生 ? だったと思いますがサワカニ カワカニどっちか解りませんが 黒っぽい色のカニを釣り上げた事が有りました。
この川で カニを見たのは この時が 初めてで最後。 たった1回だけでした。
冬。毎年 雪が降る前に 丸太の橋が作られ 沢の奥から、伐採した生木を馬ソリで運んでいました。
当時 大夕張の冬の風物詩と言う感じでしたが、春日町から代々木町との境の坂、いくら力の有る馬でも、重い生木、 そうそう上がりませんでした。子供心に馬に産まれなくて良かったと思いました。
聴く所では 坂の途中 滑って上がらないので、ツルハシを馬の尻に付き刺して 坂道を登らした事もあったとききます。馬に取っては地獄の仕事だったに違いありません。下り坂で止まり切れずに丸太の下敷きになって死んだ馬も随分居たようです。
バックの掛け声 バイキ。
馬を後ろにさげる時に 馬を扱う人が バイキ バイキと、かけ声をかけますが、
アメリカ人が車をバックをする言葉が 昔の日本人には バックをバイキと聞こえたと言う話です。
この話 自分が子供の頃 聞いた話しですので、本当の話かどうかは はっきりわかりません。
バイキ バイキ 今は聞く事の無い言葉ですね。
若い人は知らないかもね。
磯次郎の沢 春には山菜好きな方は 良く取りに入ってましたが 今は熊の天国ではと思います。もう 遊びに入る事も無い事でしょう。
確かに バイキと言ってたね。飯場の底にへばりついた焦げメシをもらいに・・旨かかったな。食い物ない時代だったから。
夏の飯盒炊爨・・川をせき止めて水浴びした事も、アメマス取りに行ったことも、蜂に刺されたことも、クマに出会ったことも・・現代のようにパソコンもゲームもなかったけど、楽しいこと沢山あったね。
冬は、本流で粉炭取りに・・リンゴ箱に詰めて小銭を稼いだことも・・楽しい思い出です。