冬の鍵束 どれも合わ無い ガラスの部屋 【匿名希望の父】
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ネットDE思い出ノート
乾電池 その1|高橋正朝 #52
タイムカプセル |夕輝文敏
20年も昔、この句を初めて見たときはびっくりしました。 そして、現在でもこの句を覚えている自分自身にも驚きです。 それほどこの句のインパクトは大きかったのです。俳句に興味の無い私が です。 そう、昔の大夕張、零下30度にも下がる朝、物置(ガラス窓)や石炭庫の錠前・金具には 霜が降りていて、不用意に触れると指が瞬間的にくっついてしまうのでした。 (手編みの手袋は指先に穴が開いていた。) 無理に引き剥がそうとすると大変なことになるので、痛いのをこらえて少し待つのです。 指が離れても、早く家に戻ろうと焦っても、石炭は凍っていて簡単に砕くことができず、 そうしているうちに、指先も耳も刺すように痛くなってきます。 「もっと一杯着込んで来るのだった。」と反省はするのですが、 何度も同じ失敗を繰り返したのでした。 当時は想像を絶する寒さでしたから、健康を損ねた人が大勢いたのだろうと察します。
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20年も昔、この句を初めて見たときはびっくりしました。
そして、現在でもこの句を覚えている自分自身にも驚きです。
それほどこの句のインパクトは大きかったのです。俳句に興味の無い私が です。
そう、昔の大夕張、零下30度にも下がる朝、物置(ガラス窓)や石炭庫の錠前・金具には
霜が降りていて、不用意に触れると指が瞬間的にくっついてしまうのでした。
(手編みの手袋は指先に穴が開いていた。)
無理に引き剥がそうとすると大変なことになるので、痛いのをこらえて少し待つのです。
指が離れても、早く家に戻ろうと焦っても、石炭は凍っていて簡単に砕くことができず、
そうしているうちに、指先も耳も刺すように痛くなってきます。
「もっと一杯着込んで来るのだった。」と反省はするのですが、
何度も同じ失敗を繰り返したのでした。
当時は想像を絶する寒さでしたから、健康を損ねた人が大勢いたのだろうと察します。