シューパロ湖

湖畔の石仏 |Toshinori 随想

湖畔の石仏 |Toshinori

  かつて、大夕張ダム管理事務所から旧明石町駅までの湖畔の道、中間位に石仏が有ります。 大夕張の方なら、ご存知と思います。   湖畔亭を過ぎ、明石町へ近づいていくと崖の上で左への急カーブがあり、その手前の右手に立っていました。 小さいお堂があり、その中に小さなお地蔵様が赤い帽子とちゃんちゃんこを身に…
湖畔亭での食事風景 食後の一服  思い出の街角

湖畔亭での食事風景 食後の一服 

食後の一服。 1960年に発売開始された昭和の大人気たばこ、『ハイライト』のパッケージがテーブルに置かれている。 昭和45年に80円に値上げされたというが、この時は発売当時の70円という値段だっただろう。   前回の『湖畔亭の食事風景 古新聞紙のエプロン』では、一見小部屋風にみえたが、湖畔亭の飲食ス…
冬のワカサギ釣り| Toshinori 思い出ばなし

冬のワカサギ釣り| Toshinori

     自分は釣りは、やらないのですが、大夕張にダム湖が完成し、シューパロ湖ができた昭和37年頃、ワカサギの稚魚を放流したという。    北海道では冬に行なわれるオホーツク地方の網走湖のワカサギ漁が有名ですが、シューパロ湖では、ダムに氷が張ると氷上に風よけを作り、氷に穴を開けてワカサギを釣る風景が…
秋のシューパロ湖と夕張岳 写真

秋のシューパロ湖と夕張岳

 夕張岳の麓の景色は、人間の手により三度その様相を変えた。    大夕張炭砿北部開闢以来のシューパロ川の蛇行により生み出された峡谷に刻まれた谷と台地の時代。  昭和30年代の大夕張ダム建設によりできた、深い谷の隙間を水面(みなも)が埋めたシューパロ湖の時代。    そして今、平成の巨大なダムが、谷も…
秋の森林鉄道橋 写真

秋の森林鉄道橋

  シューパロ湖対岸にあった桜ヶ丘地区に昭和30年代にかけかえられた森林鉄道橋群の一つ。 下夕張森林鉄道夕張岳線、南大夕張と夕張岳直下をつないだ。   木の枝の向こうに赤い橋が紅葉に映える。   シューパロ湖畔から望遠レンズを使用。     2002年10月27日撮影  …
冥郷の森林鉄道橋 写真

冥郷の森林鉄道橋

  シューパロ湖対岸にあった桜ヶ丘地区に昭和30年代にかけかえられた森林鉄道橋群の一つ。 2003年のこの日、天候は曇り。 穏やかな湖面が静かに、鉄道橋の影を映し出していた。     2003年9月27日撮影  …
雪原のシューパロ湖全景 写真

雪原のシューパロ湖全景

全景写真は冬に撮った写真。 スマホのパノラマ機能で撮ったもの。     左手奥に白金橋、右手が夕張シューパロダムの方向。 その広さがよくわかる。 これだけ広くなったシューパロ湖を抱えた夕張岳。   故郷に帰っても、夕張岳と広大な湖は自然の中で、そこは、あまりにも気高く、文字通り、もはや『取り付く島も…
新旧交代 白銀橋 2014 写真

新旧交代 白銀橋 2014

 後ろは、鹿島眺望公園(明石町夕張東校跡地)周辺から鹿島白金に伸びる新しく完成した白銀橋と、アーチだけが顔を出す白銀橋。      写真を撮影したHHさんは、南部育ち。昭和20年代、小学校は南部小学校に通った。  桜ヶ丘・下夕開拓地から通う親しい仲間もいたという。      夜、シューパロ川の対岸、…
夜明けの太陽 写真

夜明けの太陽

  左手に前岳と夕張岳が見えて、右手はダム方向。 前回、神奈川のKさんの、『夜明けの霧に包まれた夕張岳』から視点を引いて、三弦橋のあった方向まで俯瞰してみた写真が次の一枚。   広がる雪原はダム湖の水面で、その広さは新ダムの巨大さを想起させる。   二枚の写真を一枚にしてある。   昇る朝日の迫力が…
シューパロ湖畔 道路開通の頃 思い出の街角

シューパロ湖畔 道路開通の頃

まだ未整備なシューパロ湖畔の様子は、昭和37年の道路開通の前後の様子だろうか。 湖畔に設置されたボート乗り場には、モーターボートで湖面を遊覧する当時の若者たちの姿がある。       昭和30年代に夕張市から発行された絵葉書には、湖畔亭そばの小公園完成後の姿や、「シューパロ湖畔・職場対抗ボート大会」…
冬の森林鉄道橋 写真

冬の森林鉄道橋

   シューパロ湖畔から対岸の桜ヶ岡地区にかかる森林鉄道橋。    新雪が降り積もった晴れた日の朝は、雪がまぶしいばかりに光輝く景色を思い出す。      平成14年(2002年)1月   …
2002年 湖畔から森林鉄道橋梁跡 写真

2002年 湖畔から森林鉄道橋梁跡

  2002年、10月27日。   秋晴れのこの日、対岸の森林鉄道の赤く塗られた鉄橋が周辺の紅葉と相まって綺麗に見えていた。 湖畔道路の対岸にいくつかの鉄橋が見えていて、その景色は印象深い。   昭和30年代、大夕張ダム建設によって作り出されたこの景色もいまや思い出のひとつとなった。   『湖畔亭』…
クマが出没 おおさわぎ あらかると

クマが出没 おおさわぎ

秋になると、羆は餌を探しに里に下りてくる。 山の寝穴に引き釣り込まれたら最期生きてはもどれないとと大人達に言われていた。 大夕張の子どもたちは、けっして山の懐深くには入らないようにと、周囲の大人達から言い聞かされた。   この時期、9月から10月にかけて、餌を求めて熊が山から降りてきてことはあったよ…
林鉄 新線と旧線の跡 思い出の街角

林鉄 新線と旧線の跡

 大夕張鉄道に乗って車窓を眺めているのが好きだった。ぼんやりしていた少年は、何も考えずただ流れていく景色を眺め、過ぎていく時間に身をまかせているのが好きだった。    明石町駅を過ぎて、開拓(白金)方面に向かう白銀橋が過ぎると、シューパロ湖の対岸に森林鉄道の赤い鉄橋がいくつか見えていた。    中で…
湖畔の道路 思い出の街角

湖畔の道路

昭和37年(1962年)10月。それまで陸の孤島だった大夕張に陸路がつながり、街が大きな喜びに包まれた。 南大夕張ー鹿島間の間が開通して間もない頃の湖畔道路。 大夕張を出たり、入ったりするときは必ず誰でも通った場所でもある。   遠目に、これも開業間もない湖畔亭と、鉄道のシューパロ湖駅が写る。 シュ…
函渕 思い出の街角

函渕

 昭和30年頃。  この場所は、後年、大夕張ダムが作られたところ。  かつて南部から夕張川を遡行すると上流は二股に分かれていて、シューパロ川とパンケモユーパロ川が合流していた。  二つの川の合流地点であることから、二股、と呼ばれた。大夕張ダムの別名も、二股ダムである。  大夕張ダムができる以前、この…