鹿島小学校3階校舎からの眺め 1997
2023-06-06
2024-03-13
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鹿島小学校6年竹組の教室前の廊下に立ち、窓から休み時間に、グラウンドで遊ぶ大勢の小学生や街をぼんやり眺めていた一人の小学生が、30年後同じ場所に立った。
子どもたちが走る度に砂埃がまいあがる乾いた赤茶けたグラウンドは、緑の絨毯に敷き詰められたグラウンドに変わり、眼下から湧き上がるにぎやかな歓声とざわめき声が聞こえる喧噪はなく、周囲の山から小鳥たちの鳴き声が時折聞こえる穏やかなゆったりとした時間が流れていた。
卒業後、鹿島小学校を訪れ、この場所に立った人、在校時、ここから外を眺めていた人。
過ごしてきた時代の流れの中で、いろんな場面で様々な個人的な思いを抱えてここに立っていた人も多いでしょう。
この写真は三枚の写真を貼り合わせてパノラマ風にしたもの。
以前に投稿した『鹿島小学校 3階の窓から』でも使用しているが、今回あらためて編集した。