夢の街

かつて石炭で繁栄した街の昔と今の記憶をもとめ、追いかけた記録。

大夕張の岳富町にあった甘味処 |高橋正朝 #217 続・大夕張つれづれ

大夕張の岳富町にあった甘味処 |高橋正朝 #217

   前回の投稿で、上野にあり甘味処〘 みはし 〙について触れた。     東京に住んでいる甘党には、甘味処といえば、上野と浅草にある〘 みはし 〙、新宿西口にある〘 時屋 〙、アトレなどにも入居している〘 麻布茶房 〙などが知られている。       〘 麻布茶房 〙は、札幌の東急百貨店の10F …
2024年9月27日 若菜 小倉屋 絵画

2024年9月27日 若菜 小倉屋

大夕張からの帰り若菜の小倉屋に寄った。 もう20年以上前から時々寄ったことのある有名なぱんぢゅう屋さんだ。   子どもの頃は、大夕張から清水沢でバスに乗り換え、夕鉄バスで、夕張本町や、若菜のターミナルから乗り換えて栗山行に乗った。   その通り道だ。   大夕張を出て、車で故郷に帰るようになってから…
2024年9月27日 シューパロ湖 スケッチ  絵画

2024年9月27日 シューパロ湖 スケッチ 

 先日の2024年9月27日の話。  一緒に行った友人がシューパロ湖畔でスケッチ帖を取り出し、写生をし始めた。  高校時代、彼は、選択科目で『書道』を選択し、自分は、『美術』を選んだ。  そんな友人だ。      下絵を手早く描き、携帯用の水彩絵の具を取り出しさっとと色を付けた。  ものの10分ほど…
2024年9月27日 シューパロ湖畔 秋の空 写真

2024年9月27日 シューパロ湖畔 秋の空

雨が降り、白い雲が出ては去り、晴れ間がのぞいた。 紅葉前の秋の山、そして秋の気まぐれな青空。    何を撮ったかではなく、どこで撮ったかということで・・・・   場所は、富士見橋・・・かつての白銀橋の入り口の南側、明石町番外地。  …
東宝と新東宝と大蔵映画 | 高橋正朝 #216 続・大夕張つれづれ

東宝と新東宝と大蔵映画 | 高橋正朝 #216

   かなり以前のことになるが、そう、もう20前ぐらい前の秋である。  上野公園に行き、毎年11月の第一土曜日に東京大夕張会が開催されるという上野精養軒を横目に見ながら美術館へ行き、帰りは、ブックオフや松坂屋上野店に行ったことがあった。        途中で、甘味処〘 みはし 〙に寄った。     …
2024年9月27日 シューパロ湖 その2 写真

2024年9月27日 シューパロ湖 その2

  友人と行ったシューパロ湖行き。 湖畔の道路からの対岸は、雲の切れ間から太陽の光がそそぎ、微妙な光と影のコントラストができていた。 「大夕張の雲は低く垂れ込め、うっとうしくて嫌いだ」 そう小さい頃から思っていた。   夕張岳が見えないこんな日もいいものだ、そぼ降る小雨が止み、一瞬そう思わせてくれた…
2024年9月27日 シューパロ湖 写真

2024年9月27日 シューパロ湖

友人と、この日シューパロ湖に行くことになっていた。 9時に札幌市の自宅を出発。 途中、ものすごい雨が降っていたが、シューパロ湖につくと雨は小雨になり、時折晴れ間ものぞいた。 前夜から降った雨で川は茶色く濁っていたが、湖の水は綺麗に輝いていた。     あいにくというか、当然夕張岳は雲の中  …
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道から 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道から

これは下草も茂らない5月頃の撮影。 おそらく富士見町6丁目の坂の上をしばらく登ってそこから下の方を見た景色と思われるが、20年以上前、GPSもない手持ちのフィルムカメラで撮影したものなので記憶にたよざらるを得ない・・・。 だが、この時は6丁目の坂道を中心に写真をとっていたので、そのあたりであることは…
西部劇ドラマ〘 アニーよ銃をとれ 〙のスポンサー | 高橋正朝 #215 続・大夕張つれづれ

西部劇ドラマ〘 アニーよ銃をとれ 〙のスポンサー | 高橋正朝 #215

   我が家にテレビがきて、1年経つか経たないかで、〘 アニーよ銃をとれ 〙という女主人公の西部劇ドラマが始まった。       当時のマンガ雑誌では、ロボットモノ、チャンバラモノ、などと並んで、西部劇モノなども人気があった。       ワイアットアープ、ビリーザキッド、バッファロービル、ドクホリ…
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道を登って 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道を登って

前回場所、砿業所・炭砿病院の方面から富士見町6丁目の坂道の跡は残っていたので、少し登って山の方をみた。 写真でみると坂道のような傾斜は見えないが、いろいろな方が書いているようにけっこうば急な坂道である。   尚、この写真は、夏に訪れた時の坂道である。 5月に訪れた時とは違って、うっそうと下草が木々の…
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道

大夕張炭山駅から沢を挟んで富士見町方面に登る坂がある。 『婦人たちの行進』の記事で、おそらく大夕張炭山駅から撮影した写真にこの6丁目方面への坂道の入り口が写っている。 掲示板が立っていて、通勤の人たちを始め、たくさんの人々が行き来した道だっただろう。 EZONORAさんが書いた思い出の『富士見町6丁…
1997年の街歩き 大夕張炭山 駅前から南側 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山 駅前から南側

大夕張炭山駅の駅舎から南側方面を見たところ。 左手奥に当時残っていた栄町の住宅が見える。 もっとも往時は炭砿病院が建ち見えなかったはずであり、右手は富士見町の住宅が建ち並んでいた。 草地に見える轍と遠くに見える道路の間を鉄道が走っていたという構図になるだろう。   この先の富士見町4丁目のブロックの…
1997年の街歩き 大夕張炭山駅駅舎 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山駅駅舎

1997年 故郷を訪ねての街歩きは、残っていた大夕張炭山駅の駅舎の場所から始った。 そこは、自分が知る大夕張の街の出発点で、この先の営林署や工場地帯の建ち並ぶ「官行」との境目にあたる場所だった。   周辺の草地には線路が通っていた痕跡などみじんもなく、壁も剥がれ落ちていた。   真新しいペンキで塗ら…
1997年の街歩き 大夕張炭山駅 駅前 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山駅 駅前

1997年の5月に大夕張を久しぶりに訪問した。 それまでにしばしば生れ故郷の大夕張を訪ねて歩いたことはあった。 しかし過疎が進むとはいえ、住民の方々も居て、親戚や知人もすでにない自分はどことなく懐かしさの反面、よそ者のような居心地の悪さと居心地の悪さと、心地よさがが同居したような、一言では言えない妙…
新東宝映画〘 明治天皇と日露戦争 〙| 高橋正朝 #214 続・大夕張つれづれ

新東宝映画〘 明治天皇と日露戦争 〙| 高橋正朝 #214

   私が、鹿島東小学校の低学年のときは、東映を筆頭に、チャンバラ映画が人気だった。     そのなかの一つに、鞍馬天狗があった。       勤王の志士、倉田典膳が、馬に跨がり、黒覆面で短銃を使い、ときには杉作少年とともに活躍する鞍馬天狗の映画は、嵐寛寿郎主演で、何本もつくられた。       子…
高垣眸原作、まぼろし城のテレビドラマ化|高橋正朝 #213 続・大夕張つれづれ

高垣眸原作、まぼろし城のテレビドラマ化|高橋正朝 #213

     前回、大川橋蔵が扮する主役が、小判の真贋を歯で噛んで見極めるチャンバラ映画の場面のことに言及しました。 彼が出演した当時のチャンバラ映画で私が観たのは、それ1本だけでした。       児童向けの映画の原作者として、今まで、〘 続・大夕張つれづれ 〙で、高垣眸原作の〘 恐怖のミイラ 〙〘 …
大夕張劇場で観たチャンバラ映画で、大川橋蔵が小判を噛んだ場面 | 高橋正朝 #212 続・大夕張つれづれ

大夕張劇場で観たチャンバラ映画で、大川橋蔵が小判を噛んだ場面 | 高橋正朝 #212

    パリではパラリンピックが開催されている最中だが、ちょっと前のオリンピックは、肝心なスポーツより、別なことでごちゃごちゃしたニュースが多かった。       度肝を抜かれた開催セレモニーにはじまり、柔道の変な判定、セーヌ川でのトライアスロンで、ベルギーチームやスイスチームの選手が体調不良に陥っ…
毎日中学生新聞に載った写真撮影者の福島和昭さんからの書き込み|高橋正朝 #211 続・大夕張つれづれ

毎日中学生新聞に載った写真撮影者の福島和昭さんからの書き込み|高橋正朝 #211

     前回、続・大夕張つれづれ # 210 〘 鹿島中学校の図書室の壁の廊下側に張り出された毎日中学生新聞 〙の FB 版に、当該写真の撮影者である福島和昭さんの書き込みがありました。        名前を知らない件の写真の撮影者が、まだ存命で私の投稿をみて、書き込みしてくれることを期待してはい…
鹿島中学校の図書室の壁の廊下側に張り出された『 毎日中学生新聞』 | 高橋正朝 #210 続・大夕張つれづれ

鹿島中学校の図書室の壁の廊下側に張り出された『 毎日中学生新聞』 | 高橋正朝 #210

      私が鹿島中学校の1年生だったか2年生だったか覚えていないが、1学年うえ、すなわち、団塊の世代のもっとも人口が多かった鹿島中学校のある生徒が、毎日中学生新聞に写真を投稿し、それが入選した。  その写真が新聞に掲載され、そしてその新聞が図書室に面した廊下の掲示板に張り出された。       …