食憶(その8 お上品な御味)|長谷川潤一
2021-02-22
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交流会も楽しく過ごし、メロン城にみんなで寄り道。
いろんなお土産がありますねー。
ワイン、焼酎の酒類、羊羹、キャンディー、ケーキ類、そのものずばりの石炭まんじゅう、地元に関するお土産がいっぱいです。この時期の地元の味として思い出すのは、やっぱりメロンですねー、ヒロさんとメロンの食べ方についての確認をしました。
大夕張を出て驚いたのは、メロンを食べるときに8分の1カットで召し上がるということです!
4分の1だと食べる、2分1だと喰う、という表現になります(ホントか?おい)。
正しい夕張人としての食べ方は、当時、普及し始めた冷蔵庫に、ゴロンゴロンと冷やして置いて、食後に出して、おかずを食べた後の皿にパカッと真っ二つ! にしたメロンを乗せ、カレーなどを食べるときの大型スプーンでガボッと種を掻き出し、ブスッと刺してグルリンコとメロンを掬って食べました。
そうでしょう皆さん?
流通とブランドが確立していなかった頃は、大胆に食べてましたよねー。個撰の茶色箱のメロンなど、お盆の最後の時期になると安売りでしたよねー、板垣さん一枚で一箱買えましたもね。
朝に採れたてのメロンを、いちかばちか、腐る前に無事届くようにと、木箱を縄でグルグル巻きにして、鉄道荷物で大夕張駅から東京方面に、出している方もいました。
そんな時代ですもんねー。冷蔵庫と高速流通と品質向上の夕張農協に感謝!
皆様のおかげで美味しいメロンが、キチンと食べられる時代になりました、合掌。
それにしても私目もヒロ様も、夕張御出身の皆様方も、お下品な食し方かしら?
(2000年08月16日)