夜空を見上げて |石原賢治

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 私の住む所は、最近晴天続きで、晴れ晴れしております。

 夕方の帰宅の頃、空を見ますと、大きな月が出ておりました。

 満月のようですが、ちょっと欠けてるのかな? という感じで、カレンダーを見ると、確かに旧暦の15日でした。

 そういえば、最近夜空を見ても、月明かりはあっても、星を見る機会がないなと思います。

 

 子供の頃、大夕張の夜空は、晴れの日の夜であれば、星をいっぱい見ることが出来ました。

 それこそ、理科の本にある星座の群れやら、天の川なんてものも見ることが出来ました。

 

 ネオン等の明かりの関係やらか、空気の汚れやら、或いは自分の視力の衰えやらか、わかりませんが、最近はなかなか星を見ることがなくなりました。

 

 
 大夕張の夜空は、年間通じてよく星を見ることが出来たと思います。

 北斗七星など、代表的でしたし、オリオン座とか、カシオペア座といった、ポピュラーな星座はわかり易かったです。

 流れ星もよく見ましたね。

 夜、そろばんの帰りとかに、星空を見ていたら、ただそれだけで時間が過ぎていたこともありました。

 

 

 田舎だからといってしまえば、それだけかもしれませんが、今では体験できない、すばらしいものを見せてもらった気がします。

 

 

(2000年10月12日 記)


随想

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