八百五十登行 その2 昭和28年(1953年)

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前回『八百五十登行 昭和28年(1953年)』と同じ時の写真。

この日は湿った雪だったのだろうか、雪がつかないようにワックスを塗布している写真が残されている。

もっとも、大人たちはともかく、子どもたちはワックス、イコール白い蝋燭のことだった。

 

スキー場に出かけるときは必ず、ローソクを一本ヤッケのポケットに入れて出かけたのだった。 

 

 

一行が一列になって進むその先の、後ろの山の雪をみると、その山に囲まれた大夕張では、冬はいつも雪の壁に囲まれていた気がする。

空を見上げても、白く雪の積った山々がマチを覆っていた。

 

年によって積雪量の多少はあったかもしれないが、子どもの頃は、少なくとも「今年は雪が少ない」とは感じたことは一度もなかった。 

  

 

私の住む札幌は、今年(2025年)1月現在、積雪量が少なく、例年に比べてあたたかい。

12月初旬に割と早めに根雪になったのにもかかわらず、その後それほどの積雪を感じない冬である。

 

いつもなら、こんな時、必ず「2月にドカ雪が来て、冬は帳尻あわせをする」みたいな話をよく同僚たちとしていた。

 

さて、今年はどうなることやら・・・。

 

 

 

 

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