回想・随筆

日々生活の中で、ふと、あの日、あの頃を思い出す。ふと書き留めてみた過去の出来事、思い。

懐かしき貯木場(南部)|大阪の小林 回想・随筆

懐かしき貯木場(南部)|大阪の小林

(平成12年6月4日)    初めまして。大阪の小林と申します。小生は昭和40年の一夏(七月中旬から八月中旬まで)南部にありました営林署の貯木場で、大学の友人二人と共にアルバイトをしました。三人とも関西人であり、大学は京都にありました。    宿舎は営林署の「南部合宿」、要するに独身寮です。寮には独…
大夕張つれづれ■馬ソリと竹スケート■|高橋正朝 #54 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■馬ソリと竹スケート■|高橋正朝 #54

 カバキツネさんが馬ソリのことを書き込んでいたので思い出しました。  冬は馬車でなくソリでしたね・・・・・・。  鹿島東小学校の低学年のころ、学校から千歳町を経由して明石町への帰り道で馬ソリを見つけると、そのソリに乗ろうとしたことが何回かあります。  馬ソリのスピードはそれほど早くなく、子供のことだ…
大夕張つれづれ■マンガのはなし■高橋正朝 #53 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■マンガのはなし■高橋正朝 #53

 手塚治虫のマンガの人物の手の指が4本について・・・・・・。   しつこいネ、 私も。言わずもがなことを書くと、こういう性格は嫌われる・・・・・・。  ディズニーのマンガでは、擬人化した動物は4本指だが、そのマンガに人物が出てくれば、それら人物の指は5本で描かれている。もちろん例外があり、以前、ピノ…
大夕張つれづれ■漫画大学■高橋正朝 #52 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■漫画大学■高橋正朝 #52

 紀伊国屋書店で、漫画の文庫本の、手塚治虫の「 漫画大学 」があったので購入した。講談社の手塚治虫文庫全集の中の1冊である。古本屋で、角川文庫の手塚治虫の同じ題名、「 漫画大学 」を見つけてこれも購入した。  厚さがかなり違う。例によって透明ビニールに包まれているので、中身は確認せずに買った。  中…
大夕張つれづれ■鉄腕アトムの手■高橋正朝 #51 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■鉄腕アトムの手■高橋正朝 #51

 目にした人も多いだろうと思うけど、日本経済新聞2016年(平成28年)3月7日付に、関西経済特集があった。  その中に、関西の鉄道9社が、訪日客向けの共通乗車券「 関西ワンバス 」を、4月8日から試験販売を始める、という記事が出ていた。  西日本旅客鉄道( JR西日本 )の、ICカード乗車券「 I…
大夕張つれづれ■ご飯の食べ方■高橋正朝 #50 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■ご飯の食べ方■高橋正朝 #50

 私が幼稚園に行く前のころだが、家の中は暗く、外に、わりと澄んだ光を感じ、それほど暑くもなかったのを覚えているので、多分、5月下旬か6月初旬ぐらいだったろうか・・・・・・。  時々我が家にくるオジさんがいた。名前も顔も知らないが、明石町番外地の人ではなかった。このオジさんは鹿児島県の出身、だというこ…
大夕張つれづれ■方言■高橋正朝 #49 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■方言■高橋正朝 #49

 私が大夕張の幼児のころ、「 オラ 」とか「 オラが・・・・・・ 」と言う年配の女性が数人いました。男が言う言葉だと思っていましたが、これは方言だということが小学生の3年生ぐらいになってから気づきました。  大夕張が炭鉱景気で賑わっていたころは、色んな地方から人が集まってきたので、炭住街に住んでいた…
大夕張つれづれ■恋のバカンス■高橋正朝 #48 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■恋のバカンス■高橋正朝 #48

 2か月ぐらい前になりますが、バンコクから鉄道でラオスに入国しました。ラオスには数回行ったことがありますが、写真は多く撮っていなかったので、今回はいつもよりも写真を撮ろうと思いました。  ラオス側の国境の町のホームで写真を撮っている最中に、ホームの一部に前日の雨でできた小さな水溜りがあって、そこで足…
大夕張つれづれ■テレビドラマ■高橋正朝 #47 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■テレビドラマ■高橋正朝 #47

 前回、『サンセット77』のことで書き込みましたが、送信してから読み返してみたら、間違った叙述がありました。  「『サンセット77』の主人公の探偵の名前は~」は、「主人公の探偵役の俳優の名前は~」とすべきでした。    送信する前に1度読み返しましたが、 その時点では間違いを見逃しました。ゴメンなさ…
大夕張つれづれ■エフレム・ジンバリスト■|高橋正朝 #46 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■エフレム・ジンバリスト■|高橋正朝 #46

 昨日読み終えた本がある。  光文社文庫、大下英治、「ソニー・勝利の法則」副題が、小説「井深大と盛田昭夫」である。  初版は、1998年11月20日となっており、読んだ本は5刷である。ソニーのバッテリ-と補聴器のこと、それと当時の少年サンデーか、少年マガジンの背表紙に描かれていた、漫画家の岡部冬彦の…
大夕張つれづれ■漫画と時代劇■|高橋正朝 #45 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■漫画と時代劇■|高橋正朝 #45

 タイは台湾と並んで親日国家である。バンコクにはラーメン屋や日本食居酒屋も多く、過当競争といってよい。  先日、ビデオ店の中古 DVD コーナーに行ったら、日本のアニメがズラーっと並んでいた。ディズニーのアニメと並んで日本のアニメも大人気である。  日本映画の DVD もあり、目についたゴジラ映画の…
大夕張つれづれ■旭橋と明石橋■|高橋正朝 #44 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■旭橋と明石橋■|高橋正朝 #44

 明石橋が完成したのは、いつかハッキリとわからない。  大夕張の年表に「 1956年( 昭和31年 )9月16日、山内線バスが礦業所~明石町を運行 」と書かれているので、明石橋ができて歩行できるようになったのは、その数か月前か・・・・・・。  明石橋の鉄橋ができるまで、吊り橋だったのを覚えています。…
大夕張つれづれ■明石町の取水堰■|高橋正朝 #43 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■明石町の取水堰■|高橋正朝 #43

 明石橋のことで書き込もうと思い、「 大夕張の年表 」をチェックしたら、大夕張の浄水場のことが出ていました。  その部分をここに抜粋すると「 1953( 昭和28年 ) 夕張川に取水ダムを築堤し、3台のポンプで神社横の浄水場へおくり、飲料水の配水を行う。同時に、礦業所の明石町専用水道が創設される。明…
大夕張つれづれ■明石町の浄水場からの景色■|高橋正朝 #42 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■明石町の浄水場からの景色■|高橋正朝 #42

 私が鹿島東小学校の4年生ぐらいのときだったから、もう55年ぐらい前のことになるだろうか。  春先で、その日は比較的ポカポカして風もなく、明石町駅の山側のほうを、男の子だけ数人と、初めて上ったことがあった。  誰と行ったのかまでは覚えていない。  3~4人ぐらいだったので、明石町番外地に住んでいた連…
思い出ばなし たなばたの夜 思い出ばなし

思い出ばなし たなばたの夜

北海道の七夕は、8月7日で本州に比べると確か一月遅れでしたね。大きな丸い缶に、釘で沢山の穴をあけ、針金で取っ手を作り、ローソクを立てます。ローソクのオレンジ色の光がたくさんの光の輪になって、辺りをきれいに照らし出し、それだけでもう心がわくわくしました。近所の友達と誘い会って、お互い兄弟ともども、徒党…
大夕張つれづれ■カステラの味■|高橋正朝 #41 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■カステラの味■|高橋正朝 #41

 大夕張時代の子供のころの食べ物で、前々回、カステラのことを書きましたが、このカステラと信じていたモノは、今は稀少なシロモノのようです。  3年前に札幌に行ったとき、友人と奥さんが小樽にドライブに連れて行ってくれました。そのとき、彼が珍しいモノを食べさせると言って、私を小樽の商店街に連れて行き、ある…
大夕張つれづれ■ 柿 ■|高橋正朝 #40 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■ 柿 ■|高橋正朝 #40

 私が大夕張に住んでいたころは、冬の生鮮果物は、リンゴ、柿、ミカンぐらいだった。  クリに関しては、大夕張で売られているのは私は見たことがなかった。クリは当時の寒い北海道でも生育した場所もあったようであるが、当時としては高価だったろう。  柿は青森が北限だったろうと思う。リンゴは、紅玉と国光しか覚え…
大夕張つれづれ■バナナ■|高橋正朝 #39 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■バナナ■|高橋正朝 #39

 私が生まれて初めてバナナを食べたのは、鹿島東小学校の1年生の遠足の日であった。当時は、遠足に持っていくお菓子や果物などの制限はなく、どんなものでも持っていけた。  金額的な制限ができたのは、記憶がおぼろげだが3年ぐらい後だったと思う。私が小学校低学年のときは、全国的に炭鉱の景気が良かったころだ。 …
大夕張つれづれ■鹿島東小の奇術と渡辺淳一のこと■|高橋正朝 #38 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■鹿島東小の奇術と渡辺淳一のこと■|高橋正朝 #38

 私が鹿島東小学校2年生の今頃、学校での楽しい思い出がある。  ちょっと肌寒かった日であったが、その日だけだったのか、それとも、もうその時期だったのか、よく覚えていないが、雪虫は出ていなかったので、11月にはなっていなかったと思う。   全校生徒が体育館に集められ、壇に向かってクラスごと縦列に並べら…
大夕張つれづれ■目には目を■|高橋正朝 #37 大夕張つれづれ

大夕張つれづれ■目には目を■|高橋正朝 #37

 イスラム世界を舞台にした漫画を初めて読んだのは、鹿島東小学校2年生のときだった。  同じ明石町番外地に住んでいた同学年の、記内清司さんの家に行ったとき、 秋田書店の冒険王があり、その雑誌に福島鉄次の「 沙漠の魔王 」という絵物語が載っていた。  その絵物語は全ページ色つきである。  主人公は、魔王…