1970年

大夕張10景(6) 公園の足あと 岳麓の里

大夕張10景(6) 公園の足あと

大夕張10景(6)公園の足あと 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 片手片足、松葉杖をついた少年が、じょうずに吹きならすハーモニカの音色が、栄町わきのところどころに笹やぶがある林の中から流れ、そのそばで、もう一人の少年が、じっと聞いている。十三夜の月が、二人の少年の姿を照らしている。…
大夕張10景(5)白銀橋に憩う 岳麓の里

大夕張10景(5)白銀橋に憩う

大夕張10景(5)白銀橋に憩う   画・・・・伊 藤 清 治 文・・・・佐 藤 貞 雄 いっぱいに水をたたえたシューパロ湖と、残雪の夕張岳を右に見ながら、バスは大夕張へ向かう。湖水が右へ別れる地点へ来ると、前方にクリーム色のしゃれた橋が、湖をひとまたぎしている。白銀(しろがね)橋という。 …
大夕張10景(4)山すその街なみ 岳麓の里

大夕張10景(4)山すその街なみ

大夕張10景(4)山すその街なみ 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 西側の山にへばりつくように住宅が建てられ南,北に幹線道路が走っているため、住民は悲しいときにも、うれしいことにも東の空にそびえる夕張岳を眺める。 しかし春日町対岸の、磯次郎沢の尾根に立って西を見ると、標高768メー…
大夕張駅前の移り変わり 思い出の街角

大夕張駅前の移り変わり

大夕張駅から駅前通り風景の写真を3枚。昭和20年代から昭和40年代への20年間の市街地の発展は目をみはるほどです。炭鉱隆盛の時代。昭和48年の閉山から25年を経た老朽化した建物は時代の流れを示しています。昭和20年代の写真は夏の日の午後でしょうか。通りを歩く人々の声が聞こえてきそうで心に残ります。後…