窓が埋まったときは!|内川准一

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 一昨日。我が家に1本の電話。電話の主は亡・父親宅の隣家。

 「あの~○○ですけど~」、妻「何かありましたァ?」、隣人「屋根から雪が落ちて家の壁に当たったんですけど、みてもらいたいんですけど・・」、妻「分かりました、帰ってきたら夫に電話させますから。」、隣人「なるべく早くお願いします。」プツン。

 帰宅した夫(私のこと)、妻から経緯を聞いて、「電話があったって?そんなことか、俺は知らん!電話しない。」

 と言ったものの、小心者ゆえほっとくわけにも行かず、今日雪はねしてきた次第。

 みっちり1時間半かかりましたね。しんどかったね。62歳には。(隣家の壁には亀裂も無くて、もめ事にならずホッ!)

 思い出すのは大夕張の雪はね。

 今時期は屋根から雪が落ちて、たまりにたまって、そんなときに、夜中どか雪が降ったりした朝は、家の中が真っ暗。

 そう、窓が雪に埋まったのだ。

 これをどけるのは、当時小学生だった私の仕事。

 雪は重く、凍った塊もあって、持って投げるのも大変。でも、少しずつ窓が現れて、中から母が手を振っていて、また力が沸いてくる息子なのだった。私は。

 今、両親はとっくに他界して、いない。

 両親が札幌に建てたこの家が私の手に残った。

 そして、相変わらず、息子は雪の中から家を掘り起こしている。

 お~い、二人とも元気でいるかい?

(2012年3月4日 記)


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