冬のお弁当 | 工藤央

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 子供の頃のことを思い出していて、夕張東高校のことを思い出しました。

 
 父が夕張東高の教師だったというのは以前書いておりますが、幼稚園が冬休みの時などに、父に弁当を持っていったときの記憶です。

 
 毎朝高校に行く父は、私のスキーを持って出かけていきました。

 
 11時すぎ弁当が仕上がった段階で、

 母から

「お父さんのところに持っていって」

と私に依頼がきます。

 
 私は「ヤッケ」と長靴で武装して、夕張東高校へと向かいます。

 
 当然体が小さかった私には、雪深く感じられますが、とにかく高校を目指して一直線・・・といっても、道は曲がっていましたが(^^;

 
 高校へつくと職員室へ行き、ダルマストーブの前に事務のお姉さんと隣あわせで座って、父の弁当箱を温めていました。

 
 4時間目の授業が終わる鐘を聞いた後、父が現れ、軽く頭を撫でて私のスキーを用意し、私は父に見送られ麓の家まで滑って帰っていました。

 
 その時に父の教え子の方などに可愛がっていただいていたことも憶えています。

 

(2000年9月9日 記)


思い出ばなし

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