随想

いまでも今日のことのように思い出せる。あの日、あの時の出来事。 今日につながる昔のこと・・・。

ふるさとは大夕張です |  菅原正曉 随想

ふるさとは大夕張です |  菅原正曉

     大夕張を離れて35年になります。  昭和48年、小学校4年の夏に群馬県に越して来ました。  三年生まで鹿島東小学校、その後引っ越すまで鹿島小学校に通いました。      常盤町と栄町に住んでいました。常盤町では裏に鈴木さん、近所に幼なじみの佐藤さんが住んでいました。   教室でよく鼻血を出…
北の零年・・いま頃  |  内川准一 随想

北の零年・・いま頃 | 内川准一

大夕張でロケが行なわれた映画『北の零年』 ようやく今頃になって、楽しみにしていたこの映画を見てきました。3時間を退屈せずに楽しめました。感動の場面では映画館の中がシーンとなって満員を感じさせない雰囲気が圧巻でした。 しびれますね、この雰囲気。   時代的には、稲田藩の懲罰が目的だったために、こんな明…
850、じゃなくて3500(YS11搭乗記) | 川 随想

850、じゃなくて3500(YS11搭乗記) | 川

 慌ただしく網走方面へ行ってきました。  千歳から女満別までちょっとした空の旅です。  が、かなりの期待をもって空港へと向かいました。   というのは搭乗する機体とその飛行コースです!    国内でいよいよ最後となったエアーニッポンのYS-11、戦後の技術復興、国産旅客機としてプロジェクトXにも出て…
常盤町のクルミの木 |岩田直彦  随想

常盤町のクルミの木 |岩田直彦 

   高橋さんのクルミのエピソード(続・大夕張つれづれ クルミ | 高橋正朝 #161)に、鹿島東小学校の4年生の頃に、常盤町から明石町へ行く坂道で、シューパロ川の崖の藪の中にクルミ木があったと書かれています。   小生も常盤町の道路わきにクルミの木があったことを思い出しました。   高橋さんが気が…
シラネアオイ | 田鎖加代子 随想

シラネアオイ | 田鎖加代子

 札幌はもう新学期が始まるシーズンだというのに、毎日のように雪が降ります。   さすがに雪掻きは冬の間に充分に楽しませてもらったので、最近では雪が多少積もっても、見て見ぬ振りを決め込んでいます。    先日(5日)スーパーの屋上駐車場から、夕張岳が見えました。   東の空の彼方に浮かんだように見える…
野に咲く水色の小さな花 |すっちゃん 随想

野に咲く水色の小さな花 |すっちゃん

   本当に懐かしい風景の写真をみつけました。    大夕張の春と銘打ったコーナーに、蕗と枯れ草?と、水色の小さな花が咲いています。    小さい時から春日橋を渡っていくと、細い道端や、誰かが作っている畑に一面に咲いていた花です。  私はその花が野のスミレとずっーと思っていましたが。    こちらで…
太古の森を~ | ziny   随想

太古の森を~ | ziny  

 これは鹿島小の方ならご存知、校歌の出だしです。   昔々、昭和30年代の中頃、私の記憶では1学年 『松、竹、梅、桜、菊、桃、藤・・』  のクラスが55人くらいで、あったと思います。  何故か思い出しました。   この他にもありましたでしょうか。?  55×7×6学年=2310人   すごいですね。…
音の記憶 |久々湊眞一 随想

音の記憶 |久々湊眞一

鹿島小学校前踏み切りの写真を見ました。 いやー、懐かしい場所ですね。 列車が来る方向の奥には、錦町購買会の建物が見えますし、泉町の坂も判りますね。 ここは、数え切れないほど、往復した道です(涙、涙)。。。     写真を見ているうちに、音の記憶が蘇ってきたので、ちょっとだけ書いてみます。    大夕…
昭和レトロ博2 |順子 随想

昭和レトロ博2 |順子

 サッポロファクトリーで、懐かしい時代を見てきました。  子供の頃の生活がそのまま!  古い教室に木の机と椅子  だるまストーブ・・・ストーブのそばに座った人は顔が真っ赤になって・・・学校から帰ると外で暗くなるまで遊んでた。    ワカメちゃんカットの頭で、自然のままに・・・   故郷はなくなったけ…
音の思い出|ziny 随想

音の思い出|ziny

 「大夕張の音」  このフレーズに古い記憶が・・・。   昭和35年頃の小学生時代の記憶でしょうか。  昼過ぎから夕方近く、一人でいたのでしょうか。  代々木町2丁目の家の中は静か・・・。   屋根のトタンに、パタ、パタ、パタ、長屋のトタン屋根にパタッ、パタッ、パタパタパタ、タンタンタンタン、パタパ…
こんなお盆があればなあ|斎藤敏幸 随想

こんなお盆があればなあ|斎藤敏幸

 社会に出た後,数回でいいから,こんなお盆を迎えることができたなら,本当に良かったのになあと,今でも思います。       お盆になると、都会へ出て行ったこの街の子供たちが、家族を連れて両親のもとへと帰ってくる。    大夕張の人口が一気に膨らむ。  同窓会で仲間たちと酒を飲み交わす。  少し歳を取…
「九人の乙女」と開拓吉田さんの思い出 | 小野美音子 随想

「九人の乙女」と開拓吉田さんの思い出 | 小野美音子

 三菱君を書いて下さった楽しい斎藤様の家では、当時受信料が三百数十円程かかったのではないでしょうか。         私の母は堀田牛乳店の月々の支払いがほぼ同額だったので、TVと牛乳どちらにするかと迷いましたが、キャラメルの箱の大きさまで比べてしまう子供達を見て、TVをあきらめました。   エンゲル…
「鹿島」について|高橋博美 随想

「鹿島」について|高橋博美

 北海道の地名はアイヌ語から転化したものが多い。   夕張もユーパロ(鉱泉の湧き出るところ)から来たものだが、細かな地名となると、ゆかりのある本州の地名などが当然多くなる。   鹿島は夕張の芦別側の一番奥にある地名で普通、大夕張と呼ばれた地区だが、住所的にはどこにも大夕張は出てこない。   正式名称…
「約束」と私のカエデの原風景 |小野美音子 随想

「約束」と私のカエデの原風景 |小野美音子

 北海道はしんとした静かな雪景色のようですね。   雪の少ない地にいる私には、懐かしい風景です。    緑ヶ丘の私の家は、左手に教会への坂、鹿島小の旧体育館。  右手は泉町や宝の沢、対岸には岳富町付近を通る汽車や、錦町の炭住が見渡せ、大夕張としては素晴らしい眺望に恵まれていました。   ただ、家が崖…
雪景色 |久々湊眞一 随想

雪景色 |久々湊眞一

 北海道は大雪のようです。    雪かき(やらなくなったので忘れそう)で、大変でしょう。そういう情景を思い浮かべていたら、あることを思い出しました。   写真兼遊びで各地を撮影旅行しましたが、時々ハプニングがあります。  数年前、冬の山形での出来事を紹介します。    大夕張の風景を思い出しながら、…
ある郵便局員の回想 随想

ある郵便局員の回想

  郵便配達 突然の異動だった 悪いことに、異動の前後は その配達地域が割り当てではなかった。   40年ちかくになるだろうか。 久しぶりの訪問だった。   あの家は、たしか自分の隅では 小学4・5年くらいの男の子が二人?・・・ 小さな女の子が一人?・・・   家を支えていたのは婦人で、その家の大き…
化石の街|市橋 勝 随想

化石の街|市橋 勝

ふるさとの街はもうどこにもない   僕が帰れる街はもうどこにもない    優しく出迎えてくれる場所はもうどこにもない    いつか水の底に沈むという小さなふるさと   あの日の小さな想い出と一緒に深く静かに横たわる   いつまでも忘れないでおくれたとえ名も無き花だとしても   いつまでも忘れないでお…
最後の大晦日|斎藤敏幸 随想

最後の大晦日|斎藤敏幸

   大夕張で過ごした最後の大晦日を振り返ってみました。     正確には、大晦日の前日の事なのですが。       1972年(昭和47年)12月30日。      この日、夕張東高第8期生(同年3月卒業)の同期会を、確か千歳町の婦人会館で開催しました。      もう記憶は定かではありませんが、…
寒くなると、聴こえる | タカママ 随想

寒くなると、聴こえる | タカママ

   夕飯の支度をしながらラジオを聴いていると、懐かしい言葉が・・・。  「石狩・空知・後志地方の天気は・・・。」 「道道○○号線は、雪で通行止め・・・。」   我が家の古いアナログラジオは、この時期北海道の電波をキャッチしてくれます。   思わず手を止めて聞き入ってしまいます。    遥か遠くの雪…