ドリフが街にあらわれた! -大夕張にやってきた芸能人-

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昭和47年の夏,UHBの開局記念番組のロケのため,芸能人が大夕張に大挙して来訪しました。すでに私は前年に大夕張を出た後であり,ずっと知りませんでした。この写真には当時の子供たち(私も当然その中に入ります)に絶大な人気のあったドリフターズの面々が写っています。いかりや長介を先頭に、荒井注、高木ブー、加藤茶、仲本工事。場所は大夕張炭山駅構内。


゛さっぽろサマーカーニバル゛真夏を突っ走れ 奥山道紀  2000年10月03日(火)21時04分54秒


昭和47年当時、私は真谷地に住んでいましたが三菱バスに勤めていた叔父が代
々木町におり「ドリターズ」がロケに来るというので泊まりがけで遊びに行った
記憶があります。当時の新聞によると

【昭和47年7月30日北海道新聞・空知夕張版】
夕張でコント・ロケ「さっぽろカーニバル」


《札幌》UHBは北海道新聞と共催で8月1日、札幌市真駒内スピードスケート場で開く「さっぽろサマーカーニバル」の模様を、同17日夜8時から9時26分までの「テレビグランドスペシャル」で録画放送するが、この番組に挿入するコントのロケーションを次の日程で行う。出演はザ・ドリフターズ、ザ・ピーナッツ、谷啓、トワエ・モア、小柳ルミ子らの人気タレント。
≫第一班=31日午前11時から、夕張市大夕張地区(谷啓、なべおさみ、トワエ・モアほか)
≫第二班=同午後4時頃から、札幌市内(ザ・ピーナッツ、森進一、欧陽菲菲)
≫第三班=同午後(時間未定)洞爺湖畔(梓みちよ、小柳ルミ子、平尾昌晃ほか)
≫合流班=8月2日午前8時ころから、大夕張駅構内(ザ・ドリフターズ、谷啓、なべおさみ、大信田礼子、トワエ・モア)

【昭和47年8月4日北海道新聞・空知夕張版「談話室」】
UHBは北海道新聞社と共催で、『テレビグランドスペシャル・札幌真夏を突っ走れ』の録画収録を7月31日から各地で行っていたが、ザ・ドリフターズ、ザ・ピーナッツ、谷啓などが2日朝から来夕、三菱大夕張鉄道・大夕張駅構内などでこの番組に入れるコントのロケーションを行った。市内鹿島地区は夕張岳やシューパロ湖、さてはSLありで「まさに“北海道”らしい」雄大さがロケ地に選ばれたわけ。人気タレントの一行が来た―というので、隧北方面から駆けつけたヤジ馬もかなりいて、約三百人以上の人出。炎天下の見物とあって、付近の商店ではパンや飲み物が飛ぶように売れてホクホクだった。―夕張―

【昭和47年8月29日北海道新聞・みもの】=番組欄
「本道舞台に歌・コント」おなじみドリフや森・小柳ら人気歌手
◯火曜ワイドスペシャル『真夏を突っ走れ・さっぽろサマーカーニバル』―UHB
午8.0 札幌五輪の会場、真駒内スピード・スケート競技場に特設ステージを設けて行われた「真夏のカーニバル」のもようを中継録画で。これに加え、札幌市内や洞爺湖、大夕張など本道の雄大な自然をバックにザ・ドリフターズ、森進一、小柳ルミ子、欧陽菲菲らがロケしたフィルムを紹介する。真駒内会場では、歌、コントの豪華なショー。ヒット曲からポピュラーまで歌いまくる欧陽菲菲、沢田研二。
しっとりとした味で聞かせる実力派の森進一。「私の城下町」で爆発的にヒットした小柳ルミ子は、恩師・平尾昌晃と二人で、デビュー当時のエピソードなど語る。
ドリフはここでも圧倒的な人気者。「ドリフの忍者」「ドリフの花いちもんめ」などおなじみの爆笑コントのほか「北海盆歌」「誰かさんと誰かさん」などの歌で約一万人の観客をわかせる。大夕張へのフィルムロケはドリフの乗った自動車が谷啓・なべおさみの蒸気機関車と競争しながら真駒内のカーニバル会場へたどりつくという大がかりなコント。蒸気機関車は、北海道でも珍しい9600形SLで、ドリフの車と猛烈なデット・ヒートを演ずる。洞爺湖畔の小柳ルミ子、札幌市内を散歩する森進一、そして奥村チヨ、トワエ・モアら、北海道の自然を満喫する人気者たちの姿も紹介される。曲は「波止場町」「旅路の果てに」森進一、「恋の追跡」「夜汽車」欧陽菲菲、「許されない愛」「あなただけでいい」沢田研二、「瀬戸の花嫁」「京のにわか雨」小柳ルミ子、「青い麦」伊丹幸雄、「明日へ走るよ」一番星ほか。

また、当日の広告欄にはUHBの広告として
【臨時便9600形SLが出るぞ】とSL「№2」を背景としてドリフと谷啓・なべおさみの写真が掲載され『ドリフ来るの報に、大夕張では約500人もの地元の人たちがロケ隊の後にゾロゾロ。「こんなに人が集まるのは炭鉱災害か、祭りの時くらい」と駅長さんもビックリ』とのコメントが掲載されてます。

当時、北海道新聞グループとして開局したUHB(北海道文化放送)の開局記念番組的なところもあり、双方共広告に力が入っていたようです。

1件のコメント

  • 貴重な記事ありがとうございました。私は母と弟と一緒に札幌市真駒内スピードスケート場の「さっぽろサマーカーニバル」を見た記憶がよみがえりました。ドリフターズのメンバーがスケートを履いてこけネタで会場を沸かし、コントも8時だよに寄せた迫力満点で加藤茶さんの鉄板ネタ、「チョットだけよー」が生で見れました。
    歌手も豪華絢爛で、デビューしたてのアグネスチャンも
    歌ってたと微かに記憶にあります。

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