月: 2020年2月

– 大夕張風物 – 朝日にはえる夕張岳 岳麓の里

– 大夕張風物 – 朝日にはえる夕張岳

- 大夕張風物 - 朝日にはえる夕張岳 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 大夕張っ子の自慢の一つに夕張岳がある。小学校の校歌や社歌にも歌われているが、古くは明治末期に不幸の詩人といわれた横瀬夜雨の「独木舟」の一節にも「さめてはつらき夕張の,猿飛ぶ岳にむせぶかな」とうたわれている。 …
サイレン 映像

サイレン

大夕張神社に登って左手の浄水場の建物の少し下にあった。平成11年、浄水場が撤去されるまであった。…
消える街からの伝言 第三楽章 風のつぶやき(鹿島小グランド)|久々湊眞一 消える街からの伝言

消える街からの伝言 第三楽章 風のつぶやき(鹿島小グランド)|久々湊眞一

何も無くなった鹿島小グラウンドでは、風のつぶやきが聞こえた。笹藪に埋もれたシューパロ湖の淵では、鎮魂曲が流れた。私の原点、大夕張が消える。嗚呼。 ■第三楽章■風のつぶやき(鹿島小グランド)(演奏時間2分47秒 ) ただ風だけが囁いている。祭囃子も聞こえたような。。。…
1940年(昭和15年) 昭和

1940年(昭和15年)

1月 7日,木製ラッセル車(キ28)胆振縦貫鉄道に譲渡認可。 2月 三菱大夕張鉱に巡査部長1名請願派出所許可。 3月 12日朝鮮人労働者516人の内,140人労務係退陣を求め争議。 5月 三菱鉱業職員健康保険組合を設立。 大夕張警防団発足(大夕張分団が夕張警防団から独立)。初代団長山内亀三郎。 6月…
大夕張10景(10) 脈うつ工場群 岳麓の里

大夕張10景(10) 脈うつ工場群

大夕張10景(10)脈うつ工場群 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 坑内入坑者の列について一足工場地帯へ入ると、ほぼ正面に、雪をかぶった円すい形の丘が二つ、三つと見える。坑内からの排せつ物といわれるズリ山である。九州地区ではボタ山とも呼ぶ。大夕張砿業所40年の歴史が、ここに積みあげ…
大夕張10景(9)駅前銀座 岳麓の里

大夕張10景(9)駅前銀座

大夕張10景(9)駅前銀座 画・・・・野 田 淑 雄文・・・・佐 藤 貞 雄 戦前から大夕張に住むおとしよりたちは、駅前通りを歩きながら「随分変わったもんだ」と、感慨深げな表情を見せることがある。幅12メートルの舗装道路が走り、2階建て約60軒の商店がある。やまのデパートといわれる購買会をはじめ、食…
1939年(昭和14年) 昭和

1939年(昭和14年)

1月 1日,帝室林野局大夕張出張所発足。 4月 1日,大夕張鉄道旅客運賃改正 粁当賃率1銭5厘6毛。 20日,地方鉄道「三菱鉱業株式会社線」として一般運営業を開始。社線内旅客及び貨物の取扱を開始する。タブレット閉塞器設置。旅客賃率1銭5厘6毛。 大夕張~新清水沢間24銭。 石炭賃率18粁50銭。当時…
大夕張10景(8) 常盤橋のリズム 岳麓の里

大夕張10景(8) 常盤橋のリズム

大夕張10景(8)常盤橋のリズム 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 ゆれる、ゆれる。一足ごとに右へ、左へ、上下へと、ともすれば体のバランスを崩し、かたわらのワイヤーロープへしがみつかせる。だが、常盤町に住み、通学生などここを通る人たちは、橋げたの浮き沈みに体の調子を合わせてすーっ、…
1938年(昭和13年) 昭和

1938年(昭和13年)

2月 中央斜坑掘削開始。10月20日,大夕張鉄道が,専用鉄道から地方鉄道への改組が認可。通洞の駅名を大夕張炭山と改称。 31日,清水沢出張所を新清水沢と改称。11月 15日,大夕張発電所設置(旧鹿島沢・旧大夕張の2発電所は廃止)。   宝町ができる。   【夕張市人口 57306 : 大夕張地区人口…
大夕張10景(7) 年輪と風格の事務所 岳麓の里

大夕張10景(7) 年輪と風格の事務所

大夕張10景(7)年輪と風格の事務所 画・・・・伊 藤 清 治 文・・・・佐 藤 貞 雄 大夕張砿業所は開坑以来40余年の歴史をもつ。そのシンボルが砿業所事務所である。一部2階建て。開坑とともに建てられ,この2階の一部に,大夕張郵便局が間借りしていたこともある。三菱鉱業石炭部門の中枢,大夕張の脳幹で…
大夕張10景(6) 公園の足あと 岳麓の里

大夕張10景(6) 公園の足あと

大夕張10景(6)公園の足あと 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 片手片足、松葉杖をついた少年が、じょうずに吹きならすハーモニカの音色が、栄町わきのところどころに笹やぶがある林の中から流れ、そのそばで、もう一人の少年が、じっと聞いている。十三夜の月が、二人の少年の姿を照らしている。…
大夕張10景(5)白銀橋に憩う 岳麓の里

大夕張10景(5)白銀橋に憩う

大夕張10景(5)白銀橋に憩う   画・・・・伊 藤 清 治 文・・・・佐 藤 貞 雄 いっぱいに水をたたえたシューパロ湖と、残雪の夕張岳を右に見ながら、バスは大夕張へ向かう。湖水が右へ別れる地点へ来ると、前方にクリーム色のしゃれた橋が、湖をひとまたぎしている。白銀(しろがね)橋という。 …
大夕張10景(4)山すその街なみ 岳麓の里

大夕張10景(4)山すその街なみ

大夕張10景(4)山すその街なみ 画・・・・野 田 淑 雄 文・・・・佐 藤 貞 雄 西側の山にへばりつくように住宅が建てられ南,北に幹線道路が走っているため、住民は悲しいときにも、うれしいことにも東の空にそびえる夕張岳を眺める。 しかし春日町対岸の、磯次郎沢の尾根に立って西を見ると、標高768メー…
消える街からの伝言 第二楽章せせらぎ(宝の沢)|久々湊眞一 消える街からの伝言

消える街からの伝言 第二楽章せせらぎ(宝の沢)|久々湊眞一

何も無くなった鹿島小グラウンドでは、風のつぶやきが聞こえた。笹藪に埋もれたシューパロ湖の淵では、鎮魂曲が流れた。私の原点、大夕張が消える。嗚呼。 ■第二楽章■せせらぎ(宝の沢)(演奏時間2分55秒 ) 雪解水の勢い良い流れをトレモロで表現。川の流れは昔のままですね。。。  …